Environment 環境

 

当社の環境方針

伊藤忠丸紅鉄鋼では、“青い地球と経済成長の両立を図る企業活動”を行うべく、地球環境保全、汚染の予防、環境法規制等の遵守、環境リスクの把握と対応のため、「環境方針」および「環境管理規程」を定めるとともに、その適正な実施のための環境マネジメントシステム(EMS)を構築しています。 ISO 14001は、環境への影響を効果的に管理するためのEMSの国際的規格であり、当社は2001年の会社設立以来ISO 14001認証を維持しています。地球温暖化に真摯に向き合い次世代に良い環境を残すため、EMSに取り組むことがあらゆる企業に求められる中、ISO14001規格に則ってEMSを運用することにより、環境面のみならず経営の仕組みとして積極的にこれを活用しています。

環境保全への取り組み

当社の循環型社会形成の取り組みは「環境方針」に示している通り、資源の有効活用や廃棄物の削減などによって、事業活動と環境保全の両立を目指しています。化学物質の安全性や環境への影響に配慮し、責任ある化学物質管理を推進しています。材料の調達から輸送、販売、廃棄に至るまでのライフサイクル全体を通じて、化学物質による環境負荷を最小限に抑えるとともに、化学物質の適正な管理を徹底しています。 また、事業活動から排出される産業廃棄物の適正な処理と減量を推進し、大気汚染や水質汚濁、土壌汚染などの環境リスクを低減する対策を実施しています。当社は今後も、生物多様性条約やその他の国際的な取り決め、各国の国内法を遵守しながら、環境に配慮した事業活動を展開していきます。

気候変動への取り組み

「より豊かな社会の実現」をビジョンに掲げる当社にとって、数多くある社会課題の中でも気候変動は積極的に取り組むべき問題であり、また当社がこれまで培ってきたノウハウやネットワークを活かして貢献できる分野であると考えます。 当社では、様々な需要家・業界で使用されている鉄という素材を通じて、グリーンインフラ・環境対応車普及・CCUS(Carbon Capture, Utilization and Storage)といった分野への貢献を目指すとともに、産業構造の変化に伴う本質的な課題にまで踏み込み、付加価値の高いソリューション提供に取り組んでいます。

GHG排出量中間削減目標

当社グループは、2050年カーボンニュートラル達成に向けて、Scope 1・2 GHG排出量中間削減目標を「2030年度までに2020年度比50%減」と設定しました。これは、世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して1.5℃に抑えることと整合する科学的根拠に基づいた目標であり、脱炭素社会の実現に貢献できるよう取り組んでまいります。

2022年度GHG排出量

当社グループの2022年度Scope 1・2 排出量は64,330t-CO2となりました。

算定結果

scope1 17,128t-CO2(前年度比 +55.2%)
scope2 47,202t-CO2(前年度比 -16.3%)
scope1・2合計 64,330t-CO2(前年度比 -4.6%)

算定範囲

対象:276拠点 (全27か国・80社) 期間:2022年4月~2023年3月
当社グループの2022年度Scope 1・2 排出量は、データの信頼性向上のため、LRQAリミテッドによる第三者検証を受けました。今後も継続的な改善を進めていきます。